お里湯妖怪展 白沢温泉の中身 その3

狂骨
8月に開催しました「お里湯妖怪展 白沢温泉」のレポート3回目です。
お知らせとか色々間にはさんで延び延びになってます。
お里湯妖怪展 白沢温泉の中身 その1 | きつね胡乱
お里湯妖怪展 白沢温泉の中身 その2 | きつね胡乱

壁面の絵と妖怪扇子

青蛙神と妖怪扇子
青蛙神
「青蛙神」岩絵具 F3号

青蛙神(せいあじん、ちんわせん)、鍾馗、水虎、ぬらりひょん

白沢先生
青蛙神(せいあじん、ちんわせん)
中国の妖怪。
蝦蟇仙人が従えている三本足の蛙の霊獣とされる。
3本の内訳は前足が2本、後足が1本。
天災を予知する力を持つ霊獣もしくは神。
大変に縁起の良い福の神とされ「青蛙将軍」、
「金華将軍」などとも呼ばれる。

白沢先生
鍾 馗(しょうき)
中国の民間伝承に伝わる道教系の神である。
京都の京町家など近畿~中部地方では魔除けとして
屋根に鍾馗の人形が置いてあるので
京都に行った際は見つけてみるとよい。


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白沢先生
水 虎
中国の古書『本草綱目』に記されている、
湖北省の川にいたという妖怪。
普段は水中に潜っており、
虎の爪に似た膝頭だけを水上に浮かべている。


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白沢先生
ぬらりひょん
どのような妖怪かは不明。
勝手に家に上がりこんでいたり、
妖怪の総大将というイメージがあるのではないかな。
児童書やアニメで有名になったようだ。


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妖怪団扇と妖怪扇子
手の目、蟹坊主、七尋女房、おとら狐、斉天大聖

白沢先生
手の目
江戸時代の怪談集『諸国百物語』にある。
ある男が七条河原の墓場に肝試しに行ったところ、
80歳くらいの老人の化け物に襲われ、
その化け物には手の平に目玉があった。
鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に描かれた妖怪。


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白沢先生
蟹坊主
日本各地の寺院などに伝えられている蟹の妖怪。
無住の寺に旅の僧が泊まる。
夜中に何者かが現れ、
「両足八足、横行自在にして眼、天を差す時如何」などの
問答を仕掛けるが、旅の僧はこれを蟹の化け物と正体を
暴いて退治する。


蟹坊主

白沢先生
七尋女房
島根県、鳥取県に伝わる妖怪。
身長7尋(約12.6メートル)もある巨大な女性の妖怪。


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白沢先生
おとら狐
愛知県南設楽郡八名郡でいう、人に憑く狐。
憑かれたものは左の目から目やにを出し、左足の痛みを
訴えるそうだが、これはおとら狐が片目片足だということに
起因するらしい。
おとら狐は憑いた者の口を借りて
長篠合戦の話をする。
長篠合戦の見物をしている時に
流れ弾に当たり左目が傷ついたのだとか。


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白沢先生
斉天大聖
中国の神。
西遊記の主人公孫悟空が作中で名乗った称号でもある。


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今日で終わりにしようと思ってましたが、あまりに時間かかるのでとりあえずここまで。
あと4つです。

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