祇園鮫
旧暦6月15日の祇園祭の日、海に現れるという。
(愛知おもてなし妖怪隊より)
渥美地方にある伝承のようです。佐藤清明『現行全国妖怪辞典』、民俗学研究所編『綜合日本民族語彙』などにあるらしいですね。私が知ってるのは毎度おなじみ愛知おもてなし妖怪隊のサイトにあるからでございます。
扇子も描いていますね。
前回愛知でふるさと怪談があった時に描いて持っていきました。
http://0419.sub.jp/2013/11/25/furusatokwaidan/
久々の妖怪イラストです。
今回描くにあたって扇子に描いたデザインをもとになにか要素を入れられるんじゃないかと、鮫ってどうなんだろうなぁ~といろいろ考えたんですが、「祇園祭の日、海に現れる」くらいしかわからないし、その土地、その時期の人にとっての「サメ」ってどんな感じなのかわからない。そういえば扇子描くときもそんな事考えたんだよなぁと思い出しました。そうするとこのいいかげんな感じの鮫の絵がこれでいいような気がしてきた(笑)というわけでほとんどデザインに変更なくこのイラストになりました。
以前から祇園鮫はCGで描いてみたかったのです。海の感じとかCG相性良さそうだからね。
来月名古屋市で「百鬼夜行展」が開催されるのですが、作家募集していたので祇園鮫で応募しました。
百鬼夜行展 ~現代によみがえり新たな伝承となれ!~ | 箱の中のユーフォリア主催の企画、愛知県で開催予定の百鬼夜行展の特設サイトです。
というわけでこの祇園鮫が文化のみち橦木館に展示されます。また百鬼夜行展については別のエントリーで詳しくご案内したいと思います。