【雑感】発達心理学と発達障害である自分の発達


前期で発達心理学概論を履修した。
この授業を受けているときに自分の発達が一般的なものにあてはまらないんだなと感じた。

テキストは放送大学の印刷教材「新訂 発達心理学概論」放送大学教育振興会。
はじめにややびっくりしたのがこちら

基準喃語の出現は平均的には6、7ヶ月ごろだが、そのほぼ半年後に初語(初めて自発的に発せられる有意味な単語)が出現する。
「発達心理学概論」P62

私は13ヶ月で2語文を話していたらしい(たしか13~14ヶ月ときいたような(うろ覚え))ので初語ってそんなに遅いのかと思った。発達障害の診断をされるときに親が医者に聞き取り調査みたいなのをされるのだが、母が質問に答えた時に医者が「それは早いですね」と言ったのを覚えている。

次に「ASDらしいな」と思った箇所。発達段階とともに変化していく自称詞について。

男女ともに年下のきょうだいに対しては、自分のことを「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」などの親族名称を使用する傾向がある。
「発達心理学概論」P100

私は兄弟に自分の事をお姉ちゃんといったことはないと思う。(下の子供が)乳幼児の頃、親はそのように呼ばせようとしたようだが結局私は兄弟に名前で呼ばれている。

あと、とりわけびっくりした箇所を紹介する。

1,2歳の幼児が大人と同様のエピソード記憶を有しているとは言いがたい。
「発達心理学概論」P90

私には赤ん坊の頃立体的なパズル(型はめパズルというみたい。家の形だった。)で遊んでいた記憶があるが、それがいつのことなのかははっきりわからない。なんとなくそれが一番古い記憶じゃないかと思ってるのだが。

関西では夕飯の時間帯に放送されている番組で、生まれたばかりの新生児をテレビに出すというコーナーがある。本人の許可はおそらく取っていないだろう。
そのコーナーを見ていた時にふと思い出した。
母が出産の為に不在で父と二人で夜を明かす日に、父が「じゃあもう朝まで寝たらあかん」と言い出した。私はまだ寝ないと言ったけど眠たくなったら寝たいと思ったが父が怒ったのでやりすごして父が寝たら私も寝ようと思った。
あれは妹の出産のときだったかなぁというと現在の父が「あれは引っ越す前だったから弟の時や」と言った。母はそんなことがあったのかと言った。
弟の時は私は1歳10ヵ月である。
1歳10ヵ月の赤ん坊に朝まで寝るなとはどういうことか。
それよりあの記憶は長じてから聞いたことではなかったのだな。
母が知らなかったからだ。
母は昔のことを話すが父がエピソードトークをすることはない。ほぼ。
妹の時なら5歳だから妹の時だと思ってたけど弟がいなかったのでどちらだったのかなと思ってた。父は覚えていたのだな。大人やからな。

そんなわけで私には1歳10ヵ月のころのエピソード記憶がある。やはりあてはまらない。
発達障害というとやけに対人関係で難儀するという話ばかり出てくるが得意不得意の凹凸、発達の凹凸、脳の凹凸というのが本質だと思うよ。

応援してね
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
雑感
スポンサーリンク
河内をフォローする
きつね胡乱
タイトルとURLをコピーしました