「オカンが好きな猫がどんな猫か忘れてしもたらしくてな」
「オカンが好きなのは れお ちゃうか〜?茶トラで最高6.2キロあった立派なオスの猫やんか」
「それがな、わからへんねんな」
「ホンマか〜 ほなどんな猫なんか教えてみて」
「ごはんのドライフードは残して オヤツのウェットフードばっかり食べてるらしいねん」
「ほな れおやがな!れおは主食のダイエットカリカリは口に合わないらしくオヤツのちゅーるやプチやぽんちゅーるばっかり欲しがるのよ!主食のダイエットカリカリはあんまり食べへんけどオヤツのshebaは完食するのよ!とにかくダイエットカリカリはダメなのよ!最高6.2Kgやからね」
「わからへんねんな」
「もっとどんな猫なんか聞かせて」
「服着せたら嫌がるらしいねんな」
「ほな れお ちゃうやないか!れおは服着るの平気なのよ!猫としてどうかと思うけどそういうのは平気なのよ!小さめの服でも平気なくらい、何にも気にしてないねんから!
もっとどういう猫なんか聞かせてもらえる?」
「オトンと寝るのが好きらしいねんな」
「ほな れおやないか!れおはベッドで横になったオトンの足の間で寝るのが好きなのよ!夏なんかオトンの汗にまみれて大変なんやから!あれはどうかと思ってるよ!
もっと聞かせてみて?」
「縄張り意識が強くて、家に人が来たら攻撃するらしいねんな」
「ほな れお ちゃうがな!れお は人が家に来ても嫌な顔しないタイプの猫なのよ!ビビリやから遠巻きに見てるだけや!家に人が来たら殺す気で行くのは夢有ちゃんや!前に飼ってたけど亡くなった子で若いときは3Kgなかった小柄な女の子や。気がめちゃくちゃ強いねん。」
「さんぽするのが好きらしいねんな」
「ほなそれは れお や! れお は猫のくせに自分からリードに頭を入れてくるねん!帰ってきてリードをはずしてやろうとしたら怒るねんから!なんでリードをつけときたいんや!?」
「小太郎を育てた猫らしいねんな」
「それは夢有ちゃんや!腹違い、種違い、自分が生んだわけでもない保護仔猫の小太郎を育てたのは夢有ちゃん!夢有と小太はめちゃくちゃ仲良かったからな!一人っ子のれおとは違うのよ!」
「オトンがいうにはオカンは猫よりカメレオンが好きらしい」
「そんなわけないやろ!もうええわ」